株式会社トライイットファースト様
広島唯一の国産鯨肉加工会社「株式会社トライイットファースト」に弊社とお取引を始めた経緯や他者と比較した上での選定理由、取引後の効果についてお話をお伺いしました。
『広島にくじらで元気と笑顔を』届ける広島唯一の国産鯨肉加工会社
Q – 貴社の事業内容について教えてください
弊社は広島県で『広島にくじらで元気と笑顔を』をキャッチフレーズに広島唯一の国産鯨肉加工会社として、『高タンパク、低脂質で栄養価の高い鯨肉料理』の魅力をご提案、販売をしております。
また広島では、和食店『ひろしま旬食と鯨料理 kokoからじゃ』を運営しており、7月7日にはTBS系の地元ローカルテレビ中国放送様に20分の枠を頂戴しご紹介頂きました。残念ながら広島での鯨肉の消費量は全国比率で1%にも満たない現状ですが、鯨肉を日常の生活の中に少しでも身近な食材にしていきたいと考えており、日々鯨肉の魅力を発信しています。
現在では、広島で鯨肉の認知度を上げていくために、広島県内の催事やイベントに積極的に参加しています。
直営の飲食店では、「鯨を食べたことのある世代の方々には、当時より更に美味しくなった『竜田揚げ』や『お刺身』などの定番料理」を、「食べたことの無い世代やお子様には『くじらのカプレーゼ』や広島レモンを混ぜ込んだ『くじらコロッケ広島レモンの香り』などのオリジナル創作料理」をご提案・提供しており、幅広い方に満足いただけるようにしています。
また「ヘルシーフード・アスリートフードとしての鯨肉」を定着化させるために、今年日本でワールドカップが開催される女子硬式野球の社会人チーム「広島サンブレイズ」への協賛、総合格闘技の第6代GLADIATORバンタム級王者神田修一選手(パラエストラ広島所属)にスポンサー協力なども行っています。
選定理由は「最高品質と迅速かつ親身な対応」
Q. 弊社と取引する前に感じていた課題/悩みについて教えてください。
以前は、複数社から鯨肉を仕入れていたのですが、時期や仕入れタイミングによって価格や鯨肉の品種・品質が変動して、安定して一定量の鯨肉を仕入れることができませんでした。
いつも決まった品種や品質の鯨肉を仕入れられなかったため品質の一貫性を保つことが難しく、また在庫切れによりお客様への商品提供に影響を及ぼす可能性があったため、顧客満足度に悪影響を及ぼすことを懸念しておりました。
また、仕入れ価格については注文の際にその都度価格交渉をしておりました。
なんといっても、発注元が複数であり加工回数とオペレーション工数の違いが生じていたため無駄な業務コストが生じており、複数の発注元からの商品を管理することが必要で在庫管理の複雑さによりストレスを感じていました。
Q. その中で弊社を選んでいただいた決め手について教えてください。
TUGフードアシスト様以外にも、4社様に問い合わせして、商品の仕入れ価格や入荷できる品種や部位、等級についていろいろ比較をしていました。
商品を比較するうえで、今まで入荷できていたものが仕入れられ、もっともお客様に喜んでいただけた品質に近い商品を安定して入荷できるかを重視していました。
そのなかでも、TUG様から仕入れた鯨肉の品質は最も良かったことと、それ以上に見積もりや商品の納品など対応が丁寧でとても迅速だったので、商品の品質・対応スピードともに満足したのでTUG様に決めさせていただきました。
業務工数が50%削減!経費削減と作業効率化を実現
Q. 弊社とお取引後に、お悩みや課題が解決された点を教えてください。
まずは、商品を期日までに必要量を仕入れることができるかという根本的な不安が解消されました。
例えば、今までは30kgのニタリ赤身1級を仕入れたいときに、1社から不定貫の赤身を10kg、もう1社からケースで10kg、もう1社からはミンク10kgを注文しなければならないというケースがあり、それぞれのお取引先から入荷した際に10kgずつ加工しなければならなかったのですが、TUG様とお取引頂いてからは1回の加工作業で完了するようになった為、加工業務が今までの半分まで簡素化することができました。
また鯨肉という特殊な商品の為、ただブロック肉の状態だけでなく、弊社からの要望や加工方法などの相談に細やかに対応頂けるのは大変うれしく感じております。
弊社の社員や現場から、「発注や商品管理、また加工のスケジュール管理などスムーズに行えるようになった」と喜んでおり、嬉しい声をもらっています。
Q. 貴社が思う、同業他社様と比較した時の弊社の強みがあれば教えてください。
「売る・買う・届ける」という流通のシステムの流れにおいて、経費の削減、作業効率化の追求は必須であると思っています。
その環境下のなかで、経費削減・作業効率化が図れることはもちろん、ビジネスライクな単発短期の取引ではなく、中長期的な視点で密なつながりを重視した対応と提案を頂けることに感激しています。
広島に健康と笑顔を生む食文化を伝承していきたい
Q. – 今後のビジネスの展望について教えてください。
今後は、TUGフードアシスト様の商品力やノウハウをお借りし、弊社の加工食品や熟成加工原料肉を積極的に地元飲食店様や地場スーパーマーケット、高齢者向け施設や学生寮などの給食などにご提案をしていき、「シン・鯨肉」を当たり前に広島の皆様に口にして頂ける日を実現させます。
SDGsの概念からも経済的な観点からも日本の畜産業は課題を抱えています。
鯨肉の加工販売に関わる業務や飲食店の運営を通してこうした課題の解決に貢献するとともに、広島に健康と笑顔を生む【海のジビエくじら】の食文化を伝承して参ります。